12月のマンスリー ゲスト 林 真喜子さん

インタビューを終えて:

鎌倉市二階堂、「山の鎌倉」と呼ばれるエリアの奥の、そのまた奥に「Rainbow Stay」はある。初めて訪れたのは、もう5、6年前のことになるかな。覚園寺さんのさらに先、「え、こんなところに?もしかしたら、道を間違えたかな。」なんて独り言も呟いていたかもしれない。半信半疑で進むと….「あ...、ここだ...!」裏山も含めると約300坪程はあるという緑に囲まれた敷地内に白い洋館。目に映る想定外の光景にどこか知らない土地を訪れているような気分に。林真喜子さんが初めてこの場所と出会った時の胸の高まりを想像してみる。


初めてお会いしたこの頃から 真喜子さんのやわらかな笑顔と語り口に、穏やかな気持ちや時間をいただいてきた。ラジオでお話しいただく時、「Rainbow Stay」で出迎えてくださる時。この夏にありがたい機会をいただいて、数年ぶりに再会できた時は温かな感触に空白の時間が一気に埋まり、グッと近くに感じられて。


しかーし!真喜子さんの魅力はそんなふわっとした柔らかさだけには留まらない。

「Rainbow Stay」の活動や運営においても しっかりと軸足をおきながら、柔軟に変化していくことで約10年の継続があるのではないかな、と柔らかさと共存する芯の強さを感じずにはいられない。


Rainbow Stayという名前には「多様な方を喜んでお迎えする場所」「変わっていくことを楽しむ自由な空間」でありたいという思いが込められていて、なかなか容易には達成できないことだからこそ、まずは言葉という形にされているという真喜子さん。コロナ前に9回を数えた「鎌倉なないろマルシェ」。出会った頃、開催に際しての思いを伺った時に、例えば こうしたイベントやマルシェにこれまで出店されたことのないような方々のデビューのきっかけになれば、とお話しくださった。そして回を重ねるごとに自由に変化もしていく様に、名は体を表すRainbow Stayのあり方を感じることができた。こういうことを書くと「いえいえ、まだまだです。」と真喜子さんは口にされる気もするけれど。

「まだまだ」「やっと、ここまでこられた。」そんな風にしっかりと地に足をつけながら歩まれてこられたからこその今があると思う。


自然、植物と向き合う暮らしを重ね、深めていくなかで「ある日突然の出会い、発見」を通し、また新しい「Rainbow Stay」の顔を見せてくれる、そんな真喜子さんのこれからがまた楽しみです。

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