4月のマンスリー ゲスト 飯島 詩さん

インタビューを終えて:

収録の日 春まだ浅き頃、 飯島詩さんは自転車で軽やかに、ライムグリーンのトップスで爽やかにスタジオ入り。一瞬にして季節が進んだ。

詩さんと初めてお会いしたのは「森のプラットフォームかまくら」主催の「鎌倉の森へ行こう!」のアクティビティでご一緒した時のこと。道中 事務局として細やかな気配り、目配りをされていた詩さんが大学生であることを知り驚いた。落ち着いた物腰と語り口でどの世代とも ごく自然に向き合い、言葉交わすお姿が印象的で、それは詩さんの天性の持ち味でもあり、これまで過ごされた環境によるものとも想像された。


「森のプラットフォームかまくら」は「鎌倉の自然」と「人の暮らし」のよりよい関係を育み、次世代へとつなぐことを目指して、「森」をキーワードに活動する市民団体や個人が繋がるかたちで昨年発足。 初めてその存在を知った時は、思わず膝を打った。あったらいいな、の思いはありつつも なかなかできなかったことがかたちになったのでは、と。それまでは個々に動いていた団体や個人が連携することで実現するアクティビティに市民が参加、鎌倉の自然がグッと近い存在に。森を共に楽しむイベントを体験することで、各々が積み重ねてきた活動を参加者が 活き活きと感じとる機会に。鎌倉市市民活動センターが推進し、NPO団体や個人、協賛団体が協働するこの新たな取り組み、立ち上げのキーパーソンは「地球の楽校」主宰の長谷川孝一さん。20年以上にわたり、地域の自然や暮らしを生かし、人づくり、その原点としての青少年の成長を支援する活動を続け、地域活性化の多角的で先駆的な取り組みも進めていらっしゃる。

詩さんは小学生の頃に長谷川さんのプログラムに参加していたそう。そんなご縁もあり、「森のプラットフォームかまくら」の事務局に参画、さらには「若者自然浴」などご自身が中心となって企画運営するプログラムも展開。


鎌倉の自然への思いや関わりは、幼少期の青空自主保育でのあそびやまなびに原点があるよう。鎌倉の森と今また向き合うなかで、呼び覚まされるセンス オブ ワンダーもあるのかな。

森は色々な事象と繋がっているから、好奇心の連鎖がおきる、と詩さん。目の前の「ひと」に対するまっすぐな好奇心があることもその眼差しが語っている。


番組では、もうひとつのお顔、鎌倉の学生団体の居場所としてその存在感を増している「ヨリドモ」のスタッフ、学生団体ニュー コロンブスのメンバーとしての活動についても伺っている。それぞれの「プラットフォーム」で、多くの人を巻き込みながら「対話」をしていきたいと語っていた詩さん。好奇心をエネルギーにして、多様な活動とひとを繋ぎ、そのイメージをかたちにしていく姿が目に浮かぶようです。

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