10月のマンスリーゲスト 山口 愛さん

インタビューを終えて:

お会いする度に新たな表情、チャームに遭遇。私にとって山口愛さんは、そんな印象が強いひと。その変幻自在な魅力を形容する言葉は ますます増えていき、女性性も人間味も豊かに私の中でアップデートされていく。


イマジン盆踊り部の歌い手として、丁度一年ほど前に大嶋櫻子さん、鹿嶋由紀子さんとご出演時の収録も楽しくて愉しくて。盆部のエネルギーとグッドバイブスをありがたく受け取らせていただいた。盆部の数ある魅力の一つとして、
ハレの日だけでなくケの日も、祭り一色ではなく、日々の暮らし中にある手仕事や 季節ごとの場面も分かち合うこと。キャラ立ちする メンバー一人一人が 自然と開き、繋がるコミュニティとしての面白さを語る 愛さんに、ご自身が日頃から大切にされていることも感じられた。


そして今回「うたうたい」山口愛さんにじっくりとお話を伺うこと、イマジン盆踊り部の10周年も間近のタイミングで 叶ったことがありがたく。映画「発酵する民」の全国上映やツアーの合間を縫ってご出演くださったことにも感謝。


「間 (あわい)を繋ぎ、音で旅するうたうたい」
なんのために歌うのか。そんな問いを抱えていた時期から、ある旅を経て
その意味を体感された 愛さんのその後の多岐に渡る活動には 一貫した思いがあることが 強くやさしく響いてきた。


あなたと私の境界線がなくなること。音や感性、笑顔で自然と繋がること。
個が活き活きと表現し、皆が主役となること。
ライブでも、盆踊りでも、そして、ゴスペルや音瞑想などのワークショップでも。
ひとりひとりが内から湧き出る自身の声を出す、自ずとハーモニーがうまれる。
それは山口愛さんが描くこれからの個人やコミュニティ、さらにより広い単位のあり方へとつながること。


お話はもちろんのこと、昨年の冬至に発売となったソロアルバム「◯」の楽曲、
一曲一曲からもその思いと体温が伝わってくる。


これからも 貫いていくそのお姿から、
同時に変幻自在な 愛さんが またどんな旅をし、表現をし、あちこちで間を繋いでゆくのか。
やはり、目が意識が離せない存在です。

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