3月のマンスリー ゲスト 早川 忠義 さん

インタビューを終えて:

そのお人柄は、ラジオから聴こえるお声やお話ぶりからも伝わっていると想像する。

誠実で温かい。そして、真っ直ぐにのびた背筋、長身が際立つ立ち姿には、忠義さんという「名を体で」表しているような佇まいがある。

番組の収録に先立ち、江ノ島電鉄株式会社を訪れ、打ち合わせをさせていただいた折には、朗らかな笑顔で迎えてくださり、これまでの歩みやエピソードなど、臨場感も江ノ電愛もたっぷりの早川さんのお話に 居心地の良さも手伝って 時間を忘れて聴き入った。この方も、またお会いしたいと思わせてくださる空気を纏うお一人。

運転士になりたいという思いを携え、鉄道会社としては他の選択肢もあるなか、早川さんのハートを掴んだのは江ノ島電鉄株式会社。要職を経て、鉄道部運輸課の現職に至るまでのキャリアの中で約12年間務められた運転士の現場での日々はまた特別なものなのだろう。

藤沢と鎌倉間を約10キロで結ぶ江ノ電の運転席、車窓からみえるバリエーション豊かな景色は天候や時間帯、乗客の方々の様子で その時の出逢いは一度きり。

そうした光景に日々触れてこられた早川さんの江ノ電への深い愛情が感じ取れる。

今回の番組では、後編の本放送が東日本大震災発生の3月11日にあたることもあり、また以前から番組でもその内容をお届けしたいと思っていた「江ノ電災害時避難ハンドブック」の誕生までのストーリーなども伺っている。早川さんのお話から常に「お客様目線」なご自身のあり方、さらに観光客や地元住民の足である江ノ電、海沿いを走る江ノ電という観点からの 震災後の全社をあげてのスピーディーな災害への対応、危機管理にその企業姿勢が伝わってくる。

ご自身がプライベートで「学んでみたいこと」の問いへの答えも、きっかけは「お客様の要望にお応えしたい。」という心情から出てきたもの。お客様とのコミュニケーションにも真摯に向き合う気構えがこんなところにも表れている。

昨年開業120周年を迎え、これからはまた新たな取り組みとして、地元のさまざまなパートナーとのタッグ、新規事業等もカラフルに展開していく江ノ島電鉄株式会社。みんな大好き江ノ電の今後のますますの発展、そして早川さんのご活躍が楽しみ!です。

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