6月のマンスリー ゲスト 古谷 聡 さん

インタビューを終えて:

話題の引き出しが多く、ありがちな型に はまらず、これから何か愉しいことが起こりそうな予感を運んでくださる方。風薫る季節の佐助カフェにて、肩の力の抜けたスタイリッシュさも印象的な古谷さんとお会いした。初めまして の気がどうもしないのは もちろん以前からさまざまなメディア等で拝見していたこともあるけれど、他にも理由があったらしい。古谷さんに近しい方々と繋がっていたこと、そして、かまくら駅前蔵書室(通称カマゾウ)のクリスマスプレゼント交換で、1冊の本が私から古谷さんの元へ届いていたことが ほぼ3年後の今になってわかったり。嬉しい偶然と古谷さんのカラフルな話題に時を忘れての語らいに。

鎌倉、七里ヶ浜の ひとり出版社&デザインオフィス 1ミリ代表の 古谷聡さんは、本、そして鎌倉が「好き」という思いの力とこれまでのご経験を自然な形と流れで今に繋げていらっしゃるよう。これまで手がけられた本は、鎌倉に関連するという共通項はあれど、どれも個が立っていてボーダーレス。まずは「自分自身が読んでみたい本」というところからの着想もおありのようだが、その多彩さは古谷さんの多様なジャンル、そして 人々への旺盛な好奇心の現れとも映る。ご自身が手にしてみたいけれど、今は存在しないその一冊を 一から構想し、デザインし、軽やかに動き、創りあげていらっしゃる。ユニークネスの所以かな。

ラジオのライブ感と近しく、その時の著者の思いや熱をそのままに届ける。番組で 本づくりにおいて大切にされている そんな側面にも触れてくださった。一冊、一冊の表情や表現は違えど、どれも臨場感とひとの体温を持って読み手に入り込んでくるのは、そんな思いが反映されているからなのかな。

デジタルメディア全盛の今だからこその 紙の本の持つ力、その役割や価値についての見解や思いには心揺さぶられた。ぜひ番組にて古谷さんのお言葉に耳を傾けていただけたらと思う。

収録の当日は本だけでなく、音楽においても多様なジャンルを行き来する一面も知ることに。今回古谷さんがシェアしてくださった一曲、こちらもボーダーレスな印象の そしてエッジが効きつつもどこか懐かしく響くサウンドにも触れていただけたら。

今年は恒例の七里ヶ浜の夏祭りの実行委員長も務められ、季節が進むにつれ、またさらに熱を帯びてくる様相。今年は8月19日と20日に開催とのこと。

七里ヶ浜のみなさまが本気でつくる楽しい時空間と古谷さんの笑顔が待っていることと思います。

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