7月のマンスリーゲスト 関 美江子さん

インタビューを終えて

梅雨入り 目前の6月の土曜日、鎌倉福祉センター 2階の一室を訪れた。

熱気に包まれた教室に年齢も国籍も様々な学習者。というより、どなたが講師でどなたが学習者さんなのかが、一見してはわからないほど、和気藹々と混じり合っている。ショートブレイクのタイミングとあってか、様々な話題の花があちこちで咲いていた。

そんななか、関さんはすぐに私の目に飛び込んでいらした。もちろん、様々なメディアでお顔を拝見していたこともあるけれど、やはり「鎌倉えんぴつの会」の代表者が纏う品格を感じて。

自主夜間中学については 正直なところ 関さんにお会いし、お話を伺うまで、私はほとんどその何たるかを知らなかったし、ちゃんと感じていなかった。そして、公立、自主夜間中学の成り立ちや関さんの「鎌倉えんぴつの会」の取り組みを通して「学ぶ」とはどういうことか、を今の自分なりに改めて解釈してみる大変に有難い機会を得た。

日本の教育に関する論点は、義務教育を受けていることが当たり前として、そこからの問題提起やキーワードが多いけれど、そもそもそのスタート地点が全ての人にあてはまるわけではなく、その現実そのものに自治体や国やそして世界の大きな問題が横たわっている。そんなことにも気づかされた。

教室で、学習者さんたちや講師の方々や目の前のひとりの「ひと」と向き合う関さんは、柔らかな なんとも言えない安心感でまわりを包み込み、同時に内に在る 燃え続ける静かな炎を感じさせるひと。そして とてもチャーミングなSense of humerの持ち主。様々なバックグラウンドを持つ学習者さんたちがひたむきに、豊かな経験と心ある講師の方達に導かれ、共に楽しく学びを進めているのは、そんなお人柄に依るところも大きいのかな。

長くビジネスの場でお仕事をされていたり、ロックが大好きだったり、時折見せてくださるお茶目な表情に、この方のまだ見ぬ世界に個人的にも興味津々の私。これからも活動の広がりとともに目が心が離せない「鎌倉えんぴつの会」代表の関 美江子さん。

最後に、今回は「鎌倉えんぴつの会」の活動をまとめたYouTube映像、そして番組で関さんがお話しくださった教育学者の大田尭先生のインタビュー映像を以下にご紹介したいと思う。

私自身、心動かされ、リピートして視聴した内容。みなさまともシェアできたら嬉しいです。

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