9月のマンスリー ゲスト 永尾 亮さん

インタビューを終えて:

いつか是非にも、との念願叶っての今回ご出演。

鎌倉で永尾さんを知る方々の多くはMUJI.comメトロポリタン鎌倉の初代店長の印象が強いかもしれない。コロナ禍のオープン時から次々と新しい取り組みを展開、これまでになかった形の地域とのつながりづくりも進めてこられた。そして、鎌倉市役所という新天地にて、次のステージにいらっしゃる永尾さんに今 お話を伺えること、このタイミングにも意味があるのかもしれないと感じた。


毎週土曜日の朝、鎌倉の街あるき、ゴミ拾いを行なっている鎌倉ヘイセイズでお会いする永尾さんは、爽やかな笑顔と落ち着いた物腰。鎌倉ひとはこ代表の上岡洋一郎さんと三年半前に二人だけで始めたというこの活動は毎週2〜30人の参加者が朗らかに集う。主宰のお二人のお人柄ゆえ、緩やかで心地よいつながりが続き、また広がっている。これは当たり前ではない、ありがたきこと。


株式会社 良品計画、民間企業を舞台に「福祉」をご自身の中心にすえ、今居る処、立ち位置でできることを意識し、その環境の資源や強みを活かしながら 時に常識を覆す突破口を探り、形にしてこられた。その様子はこれまでに成し遂げられたこと、実績からも伺える。もちろん、お一人で全てを成しえることではないのだろうけれど。鎌倉という風土、そのエネルギーも後押しになった場面を想像する。


幼少期からのご経験とそこから培われた「福祉」に向き合うマインド。一朝一夕のものではない、一貫した思いに根差したお話は清々しく力強い。真の意味で皆が共に生きる日常、未来への確かなビジョン。穏やかなお人柄に秘めたパッション。丸ごとの永尾さんが今、日々現場での学びや経験を活かして、これからの鎌倉にどのような新しい風を吹かせるのか、楽しみでなりません。

0コメント

  • 1000 / 1000