10月のマンスリー ゲスト 漆原 比呂志さん

インタビューを終えて:

かねてより参加を熱望していたアルペなんみんセンターのオープン デー。

8月のその日、緑と光に溢れ、風が通り、祈りの場の優しい空気にも包まれたセンターを訪れた。入居されている方々の住まいゆえ、そこに確かな生活があること、日常の大切なピースたちも目に飛び込んでくる。さまざまな思いと支援の手によって 一枚の温かな絵となっている様も。

漆原さんが元気に参加の私たちを迎え入れてくださると、 これから見聞きし知ること、そして新たな出会いに対する期待感が一気に高まる。温かで楽しいナビケートのおかげで入居者の方々と和やかにお話する機会も得て、とても豊かな時間を過ごすことができた。

NPO法人アルペなんみんセンターの地域連携コーディネーターとして 鎌倉の地域、様々な顔、セクターの方々とのボンドをカラフルにつくっていらっしゃる漆原さんのお姿は 鎌人いち場や鎌倉平和パレードはじめ、多くのイベントや人々が交わり合う場で拝見していた。遠目からもその場をパッと明るく、エンターテインする お人柄が伺える。収録時、目の前でお話を伺いながら、また一人、素晴らしい方と出会ったことにしみじみと感謝。

カンボジアやベトナムはじめ、アジアの国々でも現地の方々に寄り添い、友となり、生活に横たわる課題を紐解き、よき方へ向かうための新しい仕組みを構築する、そんな国際NGOでのお仕事のご経験が、今のアルペなんみんセンターや鎌倉なんみん共生フォーラムでの取り組みに活き活きとあらわれているのだろうな。時に抱える問題から深い闇に支配されてしまうかもしれない入居者の日々に 少しでも笑顔で過ごせる一瞬を。同時に この先に続く暮らし、自立に向けての切なる思いも伝わってくる。

支援する、されるという関係性ではなく、友として関わることで、お互いが豊かになる。そんな確かな経験を重ねてきた漆原さん。平和とは何かをご自身の言葉で紡ぎ、行動に変えていける人と映る。そんな漆原さんと地域の多様なセクターの方々が共に模索する鎌倉なんみん共生モデル。この風土に根差したエネルギーも渦巻く 新しい「これから」に光を感じます。

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