10月のマンスリーゲスト 高浜 拓也さん
収録を終えて:
風のような人。そして新しい風を吹かせる人。高浜拓也さんにはそんなイメージが私の中にある。心地よく穏やかに吹く風、時に今みる景色をガラッと変えるようなインパクトのある風。そして風はさらりと次のステージへと向かっている。確かな手触りを残して。
NIHO Kamakuraに初めて伺ったとき、懐かしさと新しさを同時に感じた記憶がある。懐かしさ、とは しばらく眠っていた自分の深いところにある何かが呼び覚まされる感覚。そして、新しさは、これまでの鎌倉になかった空間に触発され、「これから先のこと」への思いやアイディアが湧き出るような感覚。
高浜さんが創りだす場の力がここにはあって。そんな力によって、お一人お一人が自然と語り出し、動き出し、混じり合う新たな関係性も生まれているのではないかな。シェアリビング、LIVINGの「生きている」「生命」という意味合いも大切にされている、と高浜さん。多様な生命がいきいきと交流し合う、原っぱのような空間が理想であると。ここで安心して心地よく過ごすことができるのは、家具やモノだけでなく 音や香り、色など空間を構成するひとつひとつに溢れるホスピタリティーはもちろんのこと、高浜さんの目の前のひと、いのちへの深い眼差しがあるからなのだろうな。それがどこから来ているのか。学生時代のこと、旅のこと、シェアハウスでの経験等から少しずつ謎解きを進めているけれど、まだまだ奥は深そうだ。
大学では経済学を専攻されていたとのことで、世の事象を俯瞰して捉え、論理的に追究したり、先を見据える一方で 日々の暮らしにある愛おしきことを忘れない。そのバランスもNIHOという場のあり方にあらわれていると感じる。健やかな暮らしに必要なことを常に問いながら、そのための仕組みづくりに取り組み、新しい景色を見せてくださる。そんなブレイクスルーを成せるのは、まだ見ぬ景色への好奇心と、イメージし 拓いていく力があるからなのだろうな。
番組ご出演へのご縁を繋いでくださった書家の志龍さんの直感、「お話もビジョンも素敵で、優しいナイスガイ。」と高浜さんをご紹介くださったアクションにも感謝。
NIHO Kamakuraを起点にまた新たな風が吹き、心地よい場、仕掛けや仕組みが生まれる日も近いかも。
まだ いらしたことがないという方はぜひ。とびきりの笑顔に出会えること間違いなしです。
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