3月のマンスリー ゲスト 久保田 美奈子さん

収録を終えて:

内面からキラキラと発光するよう。久保田美奈子さんにお会いするたびに、感じずにはいられない。初めてお会いしたのは以前番組のゲストとしてご出演いただいた「クアドリヴィウム・オスティウム」を主宰する黒田幸代さんによるワークショップの場。纏う柔らかな空気感と笑顔で場がパッと華やいで。


収録に先立っての打ち合わせでは、美奈子さんのお話が私にとって、まさにツボ、ここぞというタイミングで響くもので、時を忘れて聴き入り、日がどっぷりと暮れる頃までお引き留めしてしまった。


日本人の感知する力、その感性が現れる 古来から続く細やかな表現力。

今こそ、そうした日本人が持つ本来の力にも意識を向けることの意味。

無駄のない身体づかいや呼吸、所作といった美奈子さんのお話を通して 改めて触れる日本人の美しいあり方にも背筋が伸びた。

日本人としての原点やあり方、そして番組でもお話しいただいた「人としての根源」を見つめ直し、共に味わうことは 今を生きる私たちにとって より一層意味深いことなのだろうと胸に迫るものがあった。

とはいえ、堅苦しくなく、皆で楽しみながら。

「縄文」が息づく里山での体験はそんな本来のありようを呼び覚ます大いなる力に満ちているのだろうな。


ファッションのお仕事もなさっていた美奈子さん、洋服の着こなしが素敵なのはもちろんのこと、和服、割烹着姿はお写真を通して拝見しても なんともたおやかで。

そんな美奈子さんが迎え、導いてくださる山田村での時空間。

ふと、まあるい笑顔の輪、和が囲炉裏を囲む様子を想像してみる。それだけでこちらも身体の余計な力がぬけ、気持ちが柔らかくなっていくよう。


初めて、山田村との出会いについて お話を伺った時、美奈子さんが口にされた

「縄文観音」「観音さま」という言葉に思わず「そっか!」と膝を打った。


「おかえりなさい山田村へ」

割烹着姿のかんのんさまが迎えてくださることと思います。

「みんなのアカデミア ~radio campus, sharing your story」

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