鎌倉アカデミア80周年 Anniversary Special

ありがたきご縁が連なり、放送を重ねさせていただいている「みんなのアカデミア」。

番組のタイトルは終戦の翌年に鎌倉、材木座の光明寺を仮校舎に産声をあげた鎌倉アカデミアに由来します。

革新的で自由闊達な学び舎と 今の鎌倉、ここで暮らし、活動する方々のあり方がクロスオーバーしました。

色とりどりの個性と才能を輩出し、幻の大学と呼ばれる鎌倉アカデミアは この5月で80周年を迎えます。今回はこの機会を捉えて、今一度 この学び舎のスピリットと この土地に受け継がれるDNA、今なお息づく「何か」を感じとり、皆様と分かち合えたらという思いで放送します。


そして、もうひとつ。

鎌倉アカデミアは 戦争がなければ、うまれませんでした。

学生も師も 自由に学ぶことが許されない、暗くながい「抑圧」ののちに 学びに対する渇望がマグマのように噴き出したのではないかと想像します。学生同士、学生と師の間でエネルギーがぶつかり合い、調和し、時代の先を行くあり方や表現が生まれ、そして 生きていくための学び、その本質があったのではないかと。

だからこそ 今、学びや表現が自由であること、そのことの意味を噛み締めたいという思いがあります。


今回の番組では、鎌倉アカデミア演劇科第1期生の加藤茂雄さんの生前のお話を中心にお届けしています。初めてお会いしたのは、2006年の5月、光明寺で行われた鎌倉アカデミア創立60周年記念祭だったでしょうか。実行委員長を務められた加藤さんの「アカデミアの心」を伝えるパッション、エネルギーとユーモアにすっかり魅了され、その後も「伝える会」や創立70周年祭、映画「鎌倉アカデミア 青の時代」上映会、絵本「茂さんー鎌倉長谷のむかしむかし」出版記念イベントなどの場に推し活の如く伺ったことが思い起こされます。


最初で最後となったインタビューは、漁師と二足の草鞋で俳優を続けてこられた加藤茂雄さんの93歳での初主演映画「浜の記憶」上映会を振り返ってのお話から始まりましたが、今回はその中から、鎌倉アカデミアに関連する内容をお届けします。

加藤さんはとても貴重なご縁を繋いでくださいました。先月のゲスト、伊東雅江さんもそのお一人。そして、番組の中でも何度かお名前があがっている鎌倉中央図書館の平田恵美さん。あつい思いを持って鎌倉アカデミアのことをひろく、ふかく、ながく、伝えていらっしゃる方です。そのほかにもたくさんの素敵な方々と引きあわせてくださいました。この循環に感謝しています。

2026年、鎌倉アカデミア80周年のアニバーサリーイヤーに 

時空を超えての出会いや 美しい循環がこの地でまた生まれますように。

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