2月のマンスリーゲスト 佐々 貫名 さん

収録を終えて:

初めましてのご挨拶から間もないのに、ずっと以前からの知り合いのような、そして、すぐにまた会いたくなる、佐々 貫名さんはそんな不思議な魅力を放つ方。

昨年12月初旬のこと。二階堂のレインボーステイさんのマルシェでオーナーの林 真喜子さんが、会場に着くとすぐに来場されていた貫名さんをご紹介くださった。真喜子さん、何かピンと来るところがあったそう。ならばこれは何かあるはず、と言葉を交わし始めるや、次から次へと展開する話題に夢中に。お互いの共通項であるアメリカ東海岸での生活はじめ、食のことなどにテーマは広がり、尽きることなく。素敵な方との出会いに感謝した短くも濃い時間。


花実鎌倉さんが「第四のお食事」をテーマに創られている白砂糖を使わない、唯一無二の和素材オヤツの評判はそこかしこで耳にしていた。いつか目にし、味わう待ち遠しい瞬間、そのタイミングが今 だったのだな、と和のシュトーレンを頂いた時に感慨深く。「口福」感と共に、心に身体にスーっと溶け込む、じわじわと広がっていくよろこび。お菓子を構成している各々の材料が個を際立たせながら、やさしく調和している。そんなやさしさとそして花実さんの意志、お菓子をお客様に届ける際の丸ごとのありよう、細部にいたる心意気はパッケージにも現れている。移動販売でいただいた和菓子もどれも美しく、納得のいく素材と製法で一つ一つ、丁寧に心を込めて作られていること、息づくフィロソフィーが五感を通して伝わってくる。さらに花実鎌倉さんに根付くストーリーには、貫名さんの類稀なるご経験やチャレンジ、思いを形にするチカラ、ご家族への愛情が詰まっている。


季節の巡りとともに、和素材の持ち味を最大限に活かす、そんな探究にも余念がない。その姿勢に自然に寄り添う昔ながらの日本の暮らしを体現されていることが伺える。

明るい笑顔で周りを楽しい空気で包み込み、美味しいお菓子で気持ちも柔らかにしてくださる貫名さん。一方で、世の事象にも常に問題意識のアンテナを立て、思い立ったらすぐ行動に起こす、気骨で男前なところも。またインスタグラムでの美しいお写真からも伺えるように、元フォトグラファーの感性と技、バックボーンが存分に発揮されている。


花実鎌倉の取り組みを深めながら、ご自身の原点のひとつ「アート」、その思考と創造を持ってどんな新しい表現、メッセージを放っていかれるのか、これからの進化を思うとき、こちらまで心が躍ります。



是非 インスタグラムで花実鎌倉さんの世界に触れて浸ってみてください!

今後のお店、移動販売やイベント等の情報もこちらからご覧いただけます。

Instagram@kajitsu_kamakura

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