3月のマンスリー ゲスト 渡邉公子さん
インタビューを終えて
ピンときたら、まず動く。公子さんは少女時代からその抜群の行動力を発揮、皆がハッとする新しい取り組みを重ねてきたようだ。そして周りをパッと明るく照らす笑顔。
約50年に渡る教員生活のスタートは養護学校、そこにご自身の教員としての原点があるという。ひとりひとりの様子、違い、個性に目を心を配りながら、皆でできることを考えて形にしていく。「渡邉先生」のベースがそこにあるのだろうな。
「教育は管理にあらず。」という教育現場での持論は市民活動への思いとも共通しているのかな、とお話を伺って感じる。アンテナを立てながら世の中を見回しピンときたら、心の針が触れたら、即、行動にうつす。
美しいもの、美味しいものへの感度の高さは、ご幼少の頃から変わらず、自然を敬いながら、暮らし続けてきたからこその賜物なのだろう。
「渡邉先生」を前にすると自然と背筋が伸びる。そして、笑顔になり、力がわく。
今回の収録の日はバレンタイン デー。このあたりから日本が世界が初めて体験する事態が急速に進展していった。
3月に入り、公子さんが市内の小中学校の一斉休校を受けて、困っているご家庭のお子さんや保護者の支援に奔走していらっしゃることを知る。子供の食事や居場所の提供に手をあげ、名乗りをあげる地域のレストラン、お店の方々と協力しながら。これまで地域のネットワークをそのフットワークの軽さで繋ぎ、居場所作り、心と体が喜ぶ食の提供を続けてこられた公子さんだからこそ、こうした緊急事態にも地域の民の力を合わせ、迅速に行動に移すことができるのだろう。
公子さん、「そろそろ、ゆっくり....」と年の始めにおっしゃっていたけれど.....
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